2014年05月
2013年11月
作者近況 2014年09月 2014年01月

11/29朝 雨だ。昨日の夜も激しく降った、、、、天気予報ではそんなに悪くないのだが、、、、作業を始めたが、雨の日はテンションが低い、、、

11/27 一週間スタジオで過ごし、明日のバスで帰宅する。前の週末にも一泊だけ戻ったが、今度はゆっくりできそうだ。

撮影のないときにスタジオで進めていることがひとつ、、、、ネガのデジタルリマスター?

一月ほど前から、スタジオと自宅を往復するたびに、断片的なテストを繰り返して可能性を探っている。。。少しづつ道具を製作して、1年ぐらいでテストプリントができればよいと思う、、、、、デジタルネガを試すのは、、、20年ぶり。。。

当時は、ネガの弱点を克服するためのマスクを製作していたが、今回は、印刷物のような量産できる小さなプリントの可能性???ケミカルもデジタルも、自分の中では、大きな違いはなく、、それぞれ特徴のある技法の中の一部分、、、と言う解釈。。。。。。。写真が、空間をを光学的に記録して平面の芸術を作り出すと言うことにおいて、、、そのわずかな技法の一部、、、

イメージキャプチャーからセッターまでと言う考えなら、芸術論、写真論では、一番決定的なキャプチャーの部分を論じるべきだろう。。。。そして、最も重要なことは、画像を取り入れる人の感性、視点な訳だが、、、、そうなってくると話が難しいので、話題は細かな道具のところをぐるぐる回る、、、、、、、

そういえば、あまり取り上げられないが、、、画像を取得するときの瞳の口径、、、、、、つまり、絞りの大きさだが、、、、、私は、、、感光材の大きさが1/2インチ、、、、、あるいは8X10インチ、、と、言う事より、、、光の通過する瞳の口径に興味がある。

それは、感光材が(デジタルで)小さくなればとても小さくなるし、、、フィルムの16X20などでは、人間の瞳より比較できないほど、大きくなる。。フィルムが大きくても、絞ってしまえば同じと言う解釈も無くはないが、、、、、、初めて、コンパクトなデジタルカメラを手にしたとき、、レンズの口径の小ささに感動した。。。とても、、、人間の目に近い。。。


11/21 午前中にベルリンフィルのアーティストを撮影。朝早い時間設定で、絶対、スタートは遅れるだろうと思っていたが、、さすがドイツ人だから、、、時間通りで、余裕で昼前に終了。。。同じヨーロッパでも南の方とは違うな、、、、、

早く戻ったので、原稿作りもすぐ終わり、、、無理すれば今日の夜に自宅に戻れるタイミングだったが、体をいたわって?今日はスタジオでゆっくり食事する。食材があると、気持ちがゆったりするのかな、、、、、

秋だから?高校生なんかのコンテストの話も耳にする、、、芸術には、上下は無い、、そう思っているが、、若くて、方向性が定められない世代にとって、そういうイベントは励みになるのだと思う、、、、、それは仕方がないのだが、、、

明らかに技巧的なレベルを競うものならともかく、美術は複雑だ、、、、、、少なくとも、写真なら、くだらない審査員の機嫌をとるよりは、自分の声を、どこまでも聞くべきだ。

いわゆるコンペなどは、、年寄りの趣味人に、自慢のねたを提供するためにあるようなもの、、、、、、客観的価値を、押し付けられて、新しい命が摘み取られてしまう。。。そこまで言わないまでも、、、、世に出る前から、芸術に目盛りをつけられたら、その価値観から簡単には抜け出せない。。。

私が学生だったころ、世の中に発表する手段はまったくなく、、コンペに出すくらいしか、、、自分の位置、存在を評価してもらう方法はなかった。。。そして、、、コンペに入れば、、次の日から、周りの人の態度がガラッと変わった、、、、、、、

今はどうだろう???自分の価値を問うならば、、Web に公開すれば、、、、ただ、それだけで全ての作家と同じ土俵で評価を受けることができる、、、、、それを知らないのは、、、、古臭い階級主義の年寄りばかり、、、若者に勝手に有名になってもらっては困るのかな、、、

自分に関係ないことだと、、つい、、、感情的に、けなしてしまうが、、、ま、、コンペは良くない、、出すのも、、審査するのも、、、評価の材料としても、、、、

若い人たちの、マナーが悪いと言う人もいるが、、、知らないものは仕方がない。。。それよりも、、、全てを知っていて、、上から話しかける年寄りが嫌いだ。自分の価値観の、上下関係で、話し方を決める、、、、、、たとえば、相手がアーティストなら、たとえ年下で、明らかに後輩であっても、言葉に気を使うべきだ。。。尊敬しているアーティストが、、、わけのわからない誰かに、xx君は、、、とか、上から目線で語られて、、、それが、パブリックのブログだったりすれば、、、、、ファンはどう思うのか、、、パブリックアカウントなら、、それはないと思う。


11/19朝 昨日は長い一日だった。。。朝からスタートした打ち合わせと、テスト撮影だが、、、準備を進めてきたラフではなく、突然知らされた新しいテーマで、、、、丸一日がんばったが、、、、なんだか最後のほうは疲れで、、もう、どうでもいいような気分。。。?

深夜に終了して、軽い食事の後、片付けもそこそこにしばらく一人で酒を飲み、、、、なぜか良い夢を見た。

先日から、オークションに出品していた機材のいくつかが、落札され、ぽつぽつと、発送している。。。先日のリンホフの付属品も一部は売れて、一部は再出品。あまり金額にこだわりはなかったが、、、急いでいるので、、あまり良い金額にはならない。、、、、、、、

最近のオークション事情は、数年前と、大きく変わって、、、機材など、落札のほとんどが、、中国系の代行業者だったりする。。。物への欲望、、、代行ビジネス、、、アンバランスな経済、、、日本にもそんな時代があったのかな?、、、、と、思うけれど、、、、すこし、、、いや、かなり違う、、、少なくとも、規模が。。。


11/16 車の準備が終わった。。。全て一人でやるという、筋書きなので、とても時間がかかる。。からだを痛めないように、重いものは少しづつ動かし、5メートルに30分ほどかかったりする、、、でも、、、そのおかげで、、ひどい怪我をすることもなかった。

慎重にチェックしていても、配線の間違いはある。。。すぐに気づいて善かったが、バッテリーの配線だから、、、そのまま通電すれば、車両を全焼させるところだ。。。。。この車の車検は2度目だから、、、組上げるのも、段取りがよくない。。。いずれ慣れてくれば、一日で元に戻せると思うが、今回は2日。

車検から戻った車は、、、サスペンションが交換されていたり、ボディーのステーが熔接されていたり、、、砂漠でも走ったような重修理を終えて、、、、いくら請求されるのか、、、、、考えるだけで、、、息苦しくなる。。。サスのスプリングが折れたのを見るのは、修理屋でも、めったにないそうだ。。。これは、、吹き溜まりをこえるからだと思うが、、ある意味、サハラ砂漠と言えなくもない、、、、

整備に出すときに、何度も、念を押し、、紙に書いて指示したにもかかわらず、、、、、、ウィンドウォッシャー液が満タンに補充されて帰ってきた、、、これは、、極寒地用の、解氷剤入りのものを入れるために,やっと空にしたのに、、、、また、、、結構な手間をかけて、全て入れ替えなければならない。。。なんだか、、予想していたことが起こると、、、諦めと言うか、、、少し、、自分の運命に対する感覚が、、正しい事を確認できたようで、、、とにかく、、それに従うべきだと、、、黙って入れ替えるのも、、また好いかと思う、、、、、、、、、、今なら、そんな人生も受け入れられる。

それでも、、、よく頑張ったと思うのは、、、昨日、、無理をしてフィルムのキャリブレーション。。。露光だけは終わらせた。。。よい天気を、逃したくなかった。


11/15朝 洗濯が終わってコーヒーを飲んでいる、、、もう昼が近い。珍しく長い時間眠った。。。よい夢を見て、、、、続きが見たくてまた眠る、、、そんな遅い朝。

昨夜、車の車検が終わり、あわただしく受け取ってきた。検査場から戻ったばかりの車を引き取り、、、どこを直したか、、、いくらかかるのか、、、なども、、まだ聞いてない、、、、、、とにかく急いで帰ってきた。

今日は、その車から、使わない座席を取り外し、北に出かける準備を始める。。。月曜にはスタジオに戻るので、フィルムのキャリブレーションは時間的に無理かな、、、今日は天気がよくてちょうどよいけれど。。。。。。。。。。。。。新しく、イルフォードのオルソを手に入れた、、、、いつもキャリブレーションばかりだが、、、なかなかよいカーブが出ない、、、これには、少し期待している。。。

夜のうちに、いくつか荷物が届いたが、、、機材関係は全てOKだが、、、譲っていただいた沖縄の鉢は、壊れていて、悲しかった。接着剤で直してみよう。ばらばらだが、、、


11/12午後 昨日取材したアーティストの画像処理が終わった。

これで今週のスケジュールはおしまいだが、、、車の修理が完了したら乗って帰る、、、、、そんな気持ちだったが、、修理はそう簡単ではないらしい。。。今日電話してみると、来週までかかるかも、、、、、と言う、微妙な返事だった。修理箇所が多く、どこまでやるかを考えてるような、、、、あ、、、修理ではなく車検だ、、、、、

とにかく、、もう少しスタジオで過ごし、、、週末までに、帰ればよい。。。。。、、、、、スタジオでの滞在も、一週間を過ぎると、、、帰るのが、億劫になる。。。冷蔵庫の食材も増えてきて、、、いろいろな料理も作ってしまう。。昨日作ったカレーのことなど考えていると、、、もうしばらくいても良いとか。。。。。

この日記を書きながら、ふと、思うことは、、、、自分のために、、今を、、しるし、、として書きとめていると。。。。自分と向き合うため?、、、、

言葉を記すことが苦手で、子供のころから、作文や、感想文など書かない。。。白紙で出していれば、、そのうちになんとかなった。

では、、なぜ、日記なのか?   それは、、自分でもわからない。。。ただ、、、もっとも苦手な、、、文字と言うもの、、、そう、、これは、言葉ではなく、文字だ、、、ならば、、、飾らない気持ちを、、記憶に刻めるのかと、、、  

ブログの、様なものだから、写真の一枚でもあれば、様になるのだが、、、、、写真家にとっては、、、写真とは、、ある意味ウソがつける世界だと思う。。。それは、、、プロだからかもしれないが、、、役者が、悲しいときでも、明るい芝居ができるように、、、、そのときの気持ちなど、、、関係なく、、、美しい絵を作ってしまいそうだ、、、

少なくとも、私にとって、、、自分のために、、今日を記録するならば、写真ではない、、、、、

スタジオはカレーのにおい、、、撮影がないから良いけれど、、、、ガラムマサラとカレー粉、、、カレーリーフと、カスリメティという、謎の葉っぱも入れてみた。


11/10朝 コーヒーを飲んだがすっきりしない。頭痛の薬を飲んで、だらだらと仕事を始めたが、、、すっきりしない。。。サボりながら、日記を書いてみたり、、、、、

昨日は、春日さんのところでたくさんの人に会った。。。まあ、グループの集まりだから、ミーティングと言う感じで、さくさく時が流れて5時くらいには解散。朝降っていた雨が上がり、バーベキューには良い一日。さほど寒くもない。。。

酒も飲まずに、人に会うのは、、、どうにも苦手だから、、、気づかずにストレスを溜めていたのか、、、、、、帰り道で買った酒を、昨夜のうちに半分も空けてしまった、、、グループと言うのは疲れるな。。。

私自身は、自分の作品のことに意識が集中しているので、、、他人のことにはまったく関心がない。。。。もしかかわるならば、、、長く話をするより、、、完成されたものを一枚見せてもらえばそれで十分。その一枚に、、その人の意気込みが見える。。。

それらの、意気込みは、それぞれ違ったベクトルだから、、、それをまとめる人がいる。。。それは作家には無理なことで,、、その為にキュレターがいて、ディレクターがいるわけだ。

多くの情報を交換しなければならないと思うが、、、垂れ流しではだめだ。。。。。。極まったものをひとつずつ、、、作品は特に、、、言葉もそうかな、、、


11/09朝 今日は、午後から写真家の春日さんのところへ。

土鍋を持参して鳥のスープを作る予定、、、久しぶりに写真家に会う。何か新しい発見があればよいが、、、、


11/08朝 画像の加工の仕事も終わってないのだが、、、他にやらなければならない事がひとつ。。。

数日前、オークションでジャンクのカメラを買った。。。それがスタジオに届き、、、昨日分解。。。必要のない部分は、再びオークションに出さなければならない。。。お金のためもあるけれど、、、希少品のカメラだから,,必要な人に回さなければ、、、と、、思ってみたり。。。いや、、、お金も必要。。。。ジャンクとは言え、、、10万以上したのだから、、、、、、、

私はカメラに関心がなく、、、スタジオのデジカメでも、、ちょっと油断すると10年くらい使い続けてしまう。。。そして、、、フィールドで作品に使っているカメラとなると、、、20年以上、同じリンホフ。。。改造しながら、、、、、他に興味はない。

カメラに関心がないので、、、アマチュアの人と話が進まず、、、それはどうでもよいが、、、、、とにかく、カメラを買わない。。。

しかし、、、ジャンクのボディを買った。、、、、ずっと程度の良いジャンクを探していたのだが、、なかなか良い固体がない。。。。必要な部分は、フロントのフレーム、、、そしてリアのフォーカス周りやロック。。。。。。購入したジャンクは、フロントの最後のトラックレールが欠品している、、、それ以外はほぼ完全な状態。。。。たしかに、、そこがなければ組み立てられない、、、、

現在使っているボディは今までに2度、風で飛ばされてフロントを、大きく破損している。。そのつど、ありあわせの部品で修理し、、、フロントのロックは、、レールに片方の爪だけで固定されている。。。。そして、、、、昨年、、、キリタップで撮影中,,、落石が直撃して、、リアのロックの部品を、、海に流してしまった。。。。。

まだ使える、、、そう思いながら、ステンレスのナットやボルトで修理していたが、、、フロントは短いレンズだと、、ニュートラルが出づらい、、、できれば交換したかった、、、、、部品を注文すると、中古のボディより高くつく、、、、、、、やっと手に入った。

いらない部品とパーツは再びオークションへ。。。ボディはともかく、、、ついてきたパーツ。。。ビューファインダー、、フィルムホルダーのローレックス。

ズームのビューファインダーがついてきた。。。これは、、若いころとてもあこがれたが、、、価格は、、国産の4x5のカメラより高かった。。。今、初めて手にとって見ると、、、あまり魅力を感じない。。。作りも、、なんだかちゃちに見える、、、(これは、、偏見だと思うが)、、、金持ちの道楽的なものへのやっかみかな、、、

とにかくこのあたりはすぐに処分する。


11/06 廃校になった小学校のスタジオでロケ。。屋上では、他の撮影も行われているようだ。。。寒くなるかも、、、そう思って、、もらい物のヒートテックを着てきたが、、、そのおかげで暖かい。。。

車は車検に出しているので、電車で現地に出かけ、長い坂道を歩いて上る。以前来たときは、、、おそらく、ここで足を痛めたと思う。、、、、、、今日はだいじょうぶだった。

私が子供だったころ、子供の数はどんどん増えていて、、、後の学年は、クラスが増えて、学校も立て替えられたばかりの、鉄筋の新校舎、、、と言うのが普通だった。。。

子供がいなくなり、、、ぼろぼろになった学校を見ると、、、何か違和感があって、撮影のイメージがわきにくい、、、、、明るく、楽しそうなイメージに加工、、、うまくできるかな、、、、


11/04 千葉の修理工場に車を車検に出し、、そのままスタジオへ。。。錆て崩れそうなフレームの溶接や、うなり始めているハブのベアリング、、錆付いたブレーキのピストン、、、、折れてしまったフロントのスプリングなど、、、普通に考えれば、、廃車にするような修理をお願いした。。。。この車で来月は北海道。。。1ヶ月は車内で暮らしたい、、、、、機械にも、命があり、、、心があると思っている。。。無理を聞いてもらっているが、、お金がかけられない。昨日は、錆びたところを手でなでてみたけれど、、いつかは廃車にしてしまう、、そんな心が、読まれているように感じてつらかった。

11/3 車を車検に出す準備が終わった。。。。いろいろな撮影旅行の為の装備全てを取り外すと100キロ近く軽くなり、走ってもその軽さがわかるほどだが、、、外してあったノーマルの椅子を取り付けると、再び走りが重くなる。。。人の生き方のようだな、、、身軽に生きる為には、、、いつも、、、、なにかを持って歩かなければならない、、、、、、

キャンピングカーとしての装備を全て取り外し、通常の座席を取り付ける。。。車のシートは結構重いので、、、70キロくらい、、、、??一人で運んで取り付けるだけで一日かかってしまう。

キャンピングカーとしての装備は、予備のバッテリーが重量がある。100Aで20キロ以上。それで駆動する電子レンジやインバーター。水が16L、ベッドやコンロなどを含めて100キロほど。。。。ノーマルのセカンドシートと入れ替えだから、、、重量差は30キロくらいかな、、、、このあたりを、、、20年以上の車内生活で改良してきた。。。。必要なものは、、、意外と少ないものだ。。。自分の為の道具として、、ある意味、、完成されてきたと思う。。。。後は、、氷点下で暮らす為の断熱材、、、、、、、、これは意外と軽い。。。

命が、かかっている割には車そのものは心もとない、、、、タイヤがもう限界だ。。。スタッドレスは、高価なので、限界まで使いたいが、、、細身のタイヤが標準のシティカーだから、、、5ミリを切った溝では雪の上は走れない。。。今年はこれで走るが、、、次のシーズンには、、、少なくとも2本、、フロントだけは新品にしたい。。。。

なんだか、、死ぬときは北で死にたいと思ったりするが、、、原野だと、、目玉や、肛門からカラスに食べられている動物をよく目にする。。。、、命は、大地の上で、、美しく回っているのだが、、、カラスにつつかれるのはなんだかいやだと思ってしまう。。。人はかってだ。


11/02朝 昨日、雨の降る中バスで戻った。。。それが、嘘のように晴れている。。。。スタジオでは撮影が続き、先日失敗したアクロスの4x5も新しいカーブを見ながら慎重に使った、、、、、、今回はどうだろう、、、、、、、、

新しく届いたジャンクのフィルムホルダーを、晴天の朝日に干している。50枚ほど購入したが、、、リサイクル店のジャンク物だから、、カビっぽくて、、そのままでは使えそうにない。。。。。先月購入した、同様に中古のホルダーは、、、改造箇所が多くて使いづらく、、、何度もミスをする。。。再び購入に踏み切った。。

先月、、程度のよい中古を購入したが、、、それが、意外に使いづらかった。。。。。

フィルムホルダーを自分に合わせて加工することは、プロのカメラマンなら、、、よくあることだ。。。小さなノッチを削って、番号のコードを写しこんだり、、角や隅に小さな両面テープなどを貼り付けて露光中のフィルムの安定性を確保する、、、、、、、、

その他、、、いろいろなことを自分流にするのだが、、、先日のホルダーは改造箇所が多かった、、、、、、まず、、、ベースになるフィルムの当たり面のアルミ板が、つるつるに磨かれている、、、、これは、、カラーポジしか使わない人に多いのだが、、、さまざまなフィルムを多用する場合、、、ハレーションも少し気になる、、、、まあ、、、ホコリ、傷も、つきにくく、、、几帳面だなと、、、、、そこまでは普通に思った。

そして、、、引きブタの、ロックが、全て取り外し、、、あるいは切り取られている。。。これも、、個人のクセの範疇で、、、ホルダーごと、現像所に出したりしない人は、、、そんなことをしてみたり、、、、、、そこまではよかった。

問題は、、、引きブタだ。。。入り易いように先端を加工したりする人はいるが、、、、、、手の込んだ加工で、、、取っ手側が、、非常に薄く削られていて、、、全ての角が見事にスムージングされている。。。カッターで削ると言う感じではなく、、、、水平型の研磨j機で、、、挿入部分と同じ厚みにしてあり、、もちろん、、、左右の角は削り取られ、、、指をかける取っ手も引きブタ面よりも、、薄くて滑らか、、、、、、、、、、、、

使い始めるまでは、、、丁寧な加工に感心し、、、よっぽど、、フィルム事故が気になって、、、、不意に引きブタが、、何かに引っかかって、上がらないようにしてあるのだと、、、、そして、、、モデル撮影のときは、ロックがないのですばやい操作が可能だと、、、、以前のオーナーの性格を想像したりしたのだが、、

自分でも気づかなかったが、、、引きブタの操作は、、、ほとんど、、指の感触だけで行っている、、、、これはロックも含めて、、露光済み、未露光,,,,本番中、、、、フィルム装填時はホルダーの位置や角度、、ホルダーの角に指を当てて操作をすることも多く、、、つまり、、、引きブタの角とは、、、ホルダーの角で、、、これが無い事、、、そして、、、引きブタの取っ手がスムージングされていることも意外にストレス、、、、、使用をあきらめることにした。

フィルムホルダー。。。。。。ごく普通に使用しているが、、、、この構造を、、細かく調べたのは20年ほど前のこと。。。。それまでは、、、中がどうなっているのか知らなかった。。。バキュームのホルダーを自作する為、、、各社のホルダーを分解した。。。(分解と言っても、、、リベットプレスのような製法だから、、、破壊、、と言うことになる)

まず、気づいたのは、、、各社による、、構造の違い。そして、、、遮光部分のしくみ、、、その後は、、フィデリティのエリートしか使わない、、、、

バキュームホルダーの製作は、、、分解することの出来ないホルダーの構造上、、、もともとのホルダーの、組上げ精度に左右されるところが大きい。。。各部品に隙間があると、、、シリコンを充填しても、、どこからか空気を吸ってしまう。。。同じように作っても、、、バキュームの効き具合が微妙に違う。

そのため、、、これは使用に耐えない、、、そう思ったホルダーは、、、破壊して、、どこに隙間があったかをチェックするのだが、、、その箇所はまちまちで、、結局、、、、、個体差を克服することは出来ず、、、常に破棄するものは出来てしまう。。。。。。

そんな細かいことにこだわる人は少ないと思うが、、、、、ホルダーは、、、意外と奥が深い、、、不器用な、、、アメリカ人が、、、こんなに使いにくいものに、、長い間、甘んじたのは、ある程度の意味があると思うが、、、、写真家と言う人種が、、とても几帳面で、、、特殊なタイプ、、、それかな、、、

クイックタイプの簡易ホルダーや、フィルムが、、、それほど普及しなかったのは、、、ここまで苦労して、こんなに使いづらいカメラを使うなら、、、最大限の効果を、、、、そう思う気持ちも、込められている、、、、

最小にして、、最大の効果、、、、、4x5インチはそういうフィルム。。。


10/28朝 今日のコーヒーも少し苦い。これは豆を安物に変えたから。。。。太陽が低くなり、南向きの部屋の床に陽射しが深くまで届いている。。。好きな季節。

朝から鼻水が止まらず、、今日もだめかと思ったが、、、少し落ち着いてきた。

昨日は、ここ最近、あわただしく済ませた、フィルムのキャリブレーションの整理をし、、、トーンカーブを作成した。。。。最近のキャリブレーションだけで、30種類以上のカーブが重なって、、、よくもまあ、、こんなにデータを集めたものだと思う。。。日が暮れて、気がつくと10時頃だった、、、

写真を学校で学んでいた頃、、、いわゆるセンシトメトリーを勉強する。。。。これが、、まったく役に立たない。。。それは、、、センシトメトリーに問題があるからではなく、、、それを、実際に活用する方法が、、まったく教えられていないからだ。。。。。。逆に言えば、、、写真家とは、、無縁のものとして、取り扱われている、、、、、

先日、一台の濃度計を処分したのだが、、、その話をしても、、、それで、何ができるのか知らない人があまりにも多い。。。

確かに、センシトメトリーの道具と思ってしまえば、、、写真家には関係ないのだが、、自分の作っているネガを分析すると思えば、、、その必要性は、、、すぐにわかる。。。

レンズの描写が硬いから、シャドーが潰れる、、、、とかいう話はよく聞くが、、、、、、、レンズのハレーション以前に、、、モノクロであれば、、フィルムの表現領域も知らなければならないと思う。。。。。。ほとんどの写真家は、レンズも、カメラもフィルムも、プリントも、、、全てをひとまとめにしたものだけを、、、結果として受け止めている。。。これはデジタルでも、、、同じような傾向があるかもしれない、、、

それはそれなりに、面白い結果を生み、、、その人のスタイルになっているのだが、、、、、、、フィルムが変わり,、紙が変われば、、、表現そのものも、、それにつれて変わってしまう、、、、、、、、何か、新しいテーマに取り組もうとすると、、、どこを変更すればよいかが、なかなかわからない。。。

では、、、センシトメトリーを極めれば、、どのような被写体も再現出来るのか???これがなかなかうまくいかない。。。トーンカーブは、、、あくまでカーブでしかない。。。。そこからが始まりで、、、、、写真家の仕事になるわけだが、、、、、、、、

まったく、、、うまくいかない、、、、、、、、、、、、

12月になれば、、、ほぼ一年ぶりに北に出かける。。。何が撮れるのか、、

今日は午後からスタジオへ。。。トーンカーブのデータを持って。。


10/27朝 珍しく食事もせずに、苦いコーヒーを飲んでいる。苦いのは、、、豆の量を間違えたのか、、、、

昨日は暗室の掃除をしていてアレルギーがひどくなり、何とかがんばったが、、、つらい一日だった。。。無理はしたくないが、、なかなか作業が進まない。

写真家にはいろいろなタイプがあると思うが、、、私のようにまったく写真しか出来ない人はまれで、、、、文章が書けたり、、絵が描けたり、、そういう部分になってくると、、素質と言うか、才能という部分が大きいと、感じる、、、逆に、、、写真であれば、、感性さえも、後天的に磨くことが出き、、描写は科学的な知識を蓄積すれば、、希望する領域に必ず到達できる。。。。。つまり、、、求めていれば必ず作れる世界だと思っている。

絵が描けたり、短い言葉を輝かせる人たちにあこがれる。。。ただ、、、自分は、、他になにも出来ないことが、、、感性を柔軟にし、、受け入れることを、容易にしているのだと解釈している。。。

文章が嫌いで、活字は読まないと、、決めているのだが、、夜になると、珍しく本を読んでいる、、、少しずつ。


10/25 昨日自宅に戻った。もっと早く、、、と思っていたが、雨に拒まれて、、、体調もよくない。

車の車検の準備を進めなければならないのだが、先日ブレーキを分解してみて、、、かなりのダメージにすっかり弱気になり、、、メカの方は知り合いの工場に任せることにした。。。錆で、手に負えない、、、、

車検の準備は、他にもあり、、はずしてあるシートを取り付けたり、予備の電装関係を外さなければならない、、、もう少し体調が快復してから、、、力仕事が多い。

今日は、、冠布を作った。。。これは、撮影のときに被る、、黒い布だが、、、、市販のl物では役に立たないし、、、高価でかさばる。。。

久しぶりに、ミシンを出して、、、暗室用のカーテンの端切れをつなぎ合わせる、、、、ビミョウに半端なサイズしか残ってないので、、、何か意味があるようなパッチワークになってしまった。しかし、、、、これで、冬の撮影の準備が、ひとつ、進んだ。

今まで使っていた冠布も同じような自作だが、、(もちろんこれも縫い目を外して再利用したが)今回は、カメラ側のマグネットに冠布側の鉄製の金具が、張り付くように工夫した。以前はクリップやマジックテープだったから、新しい試みに期待。

そして、一回り、大きくなり、、冠布の中でホルダーの装填が出来る。吹雪のときのレンズ用のカバーも冠布から、引き出せる。。。今まで気になっていたことを全て詰め込んでみたが、、、過ぎたるは、、、、かも知れない。。。。ま、、、楽しみではある。。。


10/22 銀塩について、特にシルバーゼラチンの紙について考える。

バライタの紙は、ここ数年価格も高騰し、、大手のメーカーは、相次いで生産を終了している。この紙はいずれ、手に入らなくなる、、、、、先日のマルシェの会場でも、、、ゼラチンシルバーセッションなんてイベントも企画されている、、、、、、、

写真評論家、教育者、アドアマの写真愛好家、、、いろいろな人たちが、、それに代わるものは、何なのか、、、話題には事欠かない。。。

それに代わる技法、、、そんなものは、、アーティストからすれば、ナンセンス。代わる素材など存在しない。。。以前は、私も、、、カーボントランスファーなどの、非銀塩のケミカルプロセスや、K4,K7などの多色ピグメントに、興味を持った。。。

最近、、、それらと銀塩は、、、比べることのできないものだと思い始めている。。。もちろん、、、、あの、、マルシェの会場にあって、、シルバーでなければ、、作れないものは、、、極わずかしかない。、、、、

他は、、技法など、、、どうでもいいようなもの、、コンセプトが伝われば、、それで由とされる芸術の世界、、、あるいは、、、銀塩の魅力など、まったく理解しないで、、なんとなく、、字面で、興味を持っているだけの作品、、、、

私の作品は、ゼラチンシルバーに最適化されている。。。これは、、、作曲家が演奏家であったころの、、音楽の世界のように、バイオリン曲はバイオリンの為に、ピアノ曲は、ピアニストの為に、、作られていて、、、、その素材の、、、物理的な制約、構造的な限界も、全てを包括して、、最大限の芸術的効果を生むように作られている、、、、

シルバーの紙がなくなる前に、、、その先のことを考えるのは、、、芸術家にとって、無意味なことだ。。。紙がまだあるのに、、、本当に優れたものは生まれてこない、、、それはなぜなのか、、、確かに、、、今、、存在する印画紙は、、昔のものより、、品質は劣るが、、、、それはたいした問題ではないと思う、、、モチベーション、、創作へのモチベーションを維持すること、、、それが大事だと。。

私は、、他の芸術を知らないが、、同じようなことは、、全ての工芸、、美術において繰り返されたのではないだろうか、、、想像だが、、漆がなくなってしまうから、、ウレタンを使おう、、、などと言う事は,,、私にはできないと思う。

今を、誠実に生きれば、それで良い。

マルシェの会場で、、人の流れを見た。。。人々は、、たくさんの写真の前を通り過ぎていく。あまりにも、、短時間で、、それで何が見えるのだろうか?存在自体に、命を持つものと、そうでないもの、、、写真に対して、、、そういう芸術を求めている人はそこにはいない。

美しい、シルバーのプリントを生み出そうと思う。人は、いずれ死んでしまうのだし、、、作品も、、いつかは、、朽ちて、なくなってしまう。

残るものは、、それを生み出した魂。

それは、、だれかの命の中に、刻み込まれていく。。。。死んでから、、、消えてなくなってからのほうが、、、長いのだと思う。


10/22朝 スタジオでの仕事がひと段落。今日は書籍の片付けと機材のメンテナンス。午後には納品もあるが、右足のふくらはぎが、肉離れのような痛みで、うまく歩けない、、、、、、明日は自宅に戻ろう。

先日のフォトマルシェ。良いこともあった。30年近く前、、大阪のギャラリーに写真を預かっていただいたことがある、、、、、、

その後、ギャラリーから返却について何度か連絡をもらったと思うのだが、、、当時、、、私は、、、展覧会での作品の不評や、二度の引越し、離婚など、、あまりにナーバスで、、、、、ギャラリーと連絡を取る、、と言う気持ちになれなかった。

あまりに長い歳月が過ぎ、、当時のギャラリーで残っているところも少ないのだが、、、、、、だから、作品も、、、

ただ、ギャラリストの名前だけは、NYでも耳にしたり、活動を続けていることはなんとなく知っていた。その方がマルシェに出展されていて、、、私の展示しているギャラリーに声をかけてくれた。。。当時の作品を、、保管していると、、、、、、、、


10/20朝 フォトマルシェが終わった。

イベント自体は、疑問を感じるところが多かったが、、、良いこともあった。

今日はこれからロケ。天気が良くてよかった。


10/17朝 昨日、午後のバスで帰宅し、いろいろな雑用を済ませたが、、うまく運ぶことが多く、充実した一日。

まずは、スタジオ滞在中に作った、新しいバキュームホルダーのコネクタ。。。これを持ち帰り、テスト。。。なかなかよい結果。。。冬の撮影前にやらねば、、、と、、気になっていたことが一つ減った。。。そして、冬用の寝袋の洗濯も。これは、今日の陽射しで乾き始めている。。。

先日壊れてしまった引き延ばし機のタイマーも、修理が完了した。。あわせて、スライダックの電圧計を発光式のデジタルにしたので、、、プリントのばらつきの原因が、、、減るのではないかと思う。。。

後は、冠布を新しいものに交換したい、、、来週ぐらいかな、、、

今日は、車の車検の準備で、、これは数日かかりそうだが、、、、今日はブレーキ。


10/16朝 昨日はAXIS ギャラリー。 フォトマルシェのオープニング。。。。レセプションに出てから、そのまま千葉まで電車で帰る予定だったが、会場を出て気づいたひどい雨、、長い間立っていた疲れなどで、反対向きの電車に乗ってまたスタジオに戻ってしまった。。。午後のバスで帰ろう。

国内のギャラリーが、販売目的で作品を展示するフォトマルシェ。。。出展したギャラリーが、、、、それぞれブースになって展示していると思っていたが、、、会場の半分は、いくつかのギャラリーをまとめたもので、、、、それもそれとして、、狙いのあるものかもしれないが、、、煩雑になりすぎて、、見るほうは、落ち着かない、、、、、、、、

落ち着かない、理由は、他にもある。「何かを、訴えかけてくる作品」が多い。展示してあるたくさんの作品が、、、みな、それぞれ主張や、コンセプトをしゃべり続けている感じ、、、、それが会場中に渦巻いていて、全体では大きな騒音、ノイズになって空気を震わせている。

これは、、不満として感じるわけではないが、、ああ、今の写真は、、そういうものなんだと、、、実感。

私自身は、もし、作品を買って、、部屋に飾るのなら、、、、現実の騒音を、、、すっと、、吸い取ってくれるような、、静かなイメージを飾りたい。。。それは、別に、刺激的でないとか、、、癒しの風景とか、、、そう言う物ではないが、、、離脱できる神聖な空間のようなもの。

自分の作品を見てみてどうだったのか??

少し、大きいな、、、などと感じたけど、、、その会場の中にあって、、、静かで、目立たない作品だった。。。それを、さらにエスカレートさせるならば、、、壁から外して、、、隅の方の床に立てかけるとか、、、ひっそりと飾れば、、、会場の騒音を吸収して、、、そこだけ静かになるのに、、、そんなことを思った。

とても、良い一日。疲れたけれど、、、創る意味を感じる。


10/15朝 人は死んでしまっても。良くも、悪くも、その影響は生き続けている。。。つまり、、そういうことなのだと思う。

実際に生きているのか、死んでいるのか、と言うようなことは、、、あまり関係ないのかもしれない。。。たとえば、、芸術家などで、よく言われる、、、その作家が生きている限り、、その作品は加筆され、、上書きされる可能性がある、、、などということも、、おそらくナンセンス、、、受け入れる人によって、、全てを含めて、、、、それは、、DNAに書き込まれた種子として、、、存在し続ける。

その人の、そのときの接点、、、何を受け止めたかが、全てなのだ。その種子は埋め込まれている、、

写真は、芸術なのか?自分の中でそんな疑問をずっと抱いていたけれど、、、おそらく、、、それは。。。否定するベクトルのほうが強く、、自分の生きることで、、、それを打ち消そうと、もがいているのだと思う。

私は、他の芸術を知らない、、、唯一受け止めるのは音楽だが、、それを、、、美術と同じ世界で論じることに、、、経験的に、、感覚的に、、少し疑問を感じる。

このわだかまり、、この不安、、、それが種子となり、何かが生まれてくる、、、そして、、それに触れるもの、、その中に新しい種は埋め込まれていく。

答えは必ず自分の中にある。。。。。。その感覚、、、それを彼から引き継いでいる。

今日から、AXIS ギャラリーでフォトマルシェの展示が始まる。自分の作品を見るのは、楽しみでもあり、少し、、不安


10/13 墓参りからもどった。

行きは、新幹線から在来線。今回段取りをつけてくれた、、やはり大学時代の友人と。。。今は別の大学の教授だが、、、

帰りは、一人で夜行バス。。。夜行バスも、、、墓参りも、、、初めてだったが、、、、全てが、、良い旅だった。


10/12朝 久しぶりに遠出。昨年急死した親友の墓を訪ねる。台風の前に帰ってこれればよいが、、、

10/11朝 長い夜だった。。。。何度か目が覚めて、、もう朝では?、、、そう思っても、、なかなか夜が明けない。。。

すぐにスタジオに戻るはずだったが、丸々2日過ごしてしまった。今日はギャラリーへ寄ってからスタジオへ。

昨日は久しぶりにレタッチも。いわゆるスポッティングだが、、神経を使う作業なので、体調のよい日に進めたいところ、、、、16x20だととても大変だが、11x14だったので比較的楽だ。

カラーはマーシャルを使うが、、、筆は、なかなか好い物がない。。最近、ネイルの筆を見て、、、これなら! と、思って試してみたが、、すばらしく細いのだが、、、、根元も細いので、、マーシャルの水性インクだとすぐに乾いてしまう。。。やはり、、、プリントには水彩の細い筆がよいようだ。。。

この、ネイルの筆だが、、、とても価格が安い。。。そして、、、プリント用というのではなく、、、、ネガの傷のレタッチにはどうだろう。。。水彩でなく、、オペークインクを使ってブラックスポットをネガで埋める。。。この細さなら可能かもしれない。

ネガに書き込むのは、、かなり、勇気がいるけれど、、、、技術も。

午後には出かける予定だが、、、土日は渋滞で、高速バスが遅れるので、電車にしようと思う。。。ギャラリーのある、御茶ノ水まで調べたら、、、なんと、、、スイカの方が、、、切符より運賃が高い表示。。。区間によって、、、切符の運賃は四捨五入なので、、、切符を買ったほうが4円安い!!!

これは、知らなかった、、、、4円、、とはいえ、、高く払っていたのか、、、切符にしよう。。。。


10/10朝 昨日は体調が悪く、そしてトラブル。。。一日を無駄に過ごしてしまった。胸から首へ、そして背中まで肩こりのような痛み。。。。。と、言うか、自分の中の、何かが壊れていたのか、、、、、、今日は少しましなようだが、、、、、、

昨日、まずは壊れている引き伸ばしタイマーの修理に取り掛かった。その為に、通販で最も安いテスターを買った。。。これが動作しない。。。(ずいぶん昔にも、テスターの故障に悩まされて、これだけはよいものを買わないと、、、、そんなことを思っているのに、、、)そう、、、安物のテスターはすぐ壊れる。。。

とりあえず、、、導通、電圧のチェックだけでも,,,,、そう思いながらテスターの修理からはじめたら、、、内部はものすごく粗雑なハンダ付けで、、、出来上がった基盤を無理に本体ケースに押し込んだとき、、メインの基盤と、ターミナルなどの他の部品をつなぐハンダがばらばらと、折れて、外れている、、、

全ての箇所と言っていいくらい、、、そして、、、、テスターがないので(これがテスターなのだが)、、、どこが断線しているのか、、、目で見ることしか出来ない、、、、

明らかに折れて、離れているところだけ、、ハンダ付けで接続しなおしていくと、、電圧関係だけは何とか計れるようになった。。。抵抗値はまったく表示されないが、、、、この段階で昼過ぎ。。。

それから、本来の、、タイマーのチェックに取り掛かった。。。。(導通チェックが出来ないので100Vを通電させて電圧を測るしかない)、、、、、どうも、本体基板上のヒューズが切れている(見た目は太くてつながっているのだが)。。。。この品番が、A,や、Vの表示ではなく、、、M,とCの表記で適合するものがわからない、、、、しかも、サイズは、普通のガラスだが、、中の芯線は大きく見えるので、容量の見当がまったくつかない、、、、

そこで、この関係の修理の達人にメールすると、すぐに返事をいただいて、、、どうも、普通に、AとVに置き換えるらしい。よく見てみると太くつながって見えるのは芯材でその周りに細い筋のような導通線が巻きつけているようなのだ。。。これは顕微鏡で見てやっとわかった。。。あまり見ないタイプなのだけれど、、、スローブローなのか???ならばファストブローを入れてもだいじょうぶ??0.08と言う低容量もなかなか見つからない、、、それなりに考えて0.1のファストブローを注文した。。。。だめもとだから、、、最も安い店に、、、、、またしても失敗か、、、

すでに、どっぷりと午後になり、、、細かい作業で首と肩が動かなくなってしまった。

気分転換に車で買物に出かけたが、気がめいっているので買うものも思いつかない、、、、何か、、、親に反抗する子供のように、、、どこまでも無駄なことをしてみたい気分で、、、スーパーの弁当、、、オムライスと、海苔弁,,,出来るだけジャンキーな物を2つ買い、、、これは200円と、250円でどう考えてもうまそうにないのだが、、、、その後は酒屋で、少し良い酒がのみたいと思い、、、1500円のウィスキーと、、なぜか、コストコのポテトチップ(1キロ近く入っている)、、、、、、たぶん、朝から何も食べてなくて空腹だったのだと思う。

買ったウィスキーが、、、すさまじく不味い。これはウィスキーではない。CUTTY Black,,,スコッチじゃないのか????、、、そして気分悪くなり寝てしまったが、、、今日も同じような一日なのか、、、、、


10/08 月の出を待っている。昼のバスで何とか帰宅。もろもろの用事で、昼のバスは無理かと思ったが、、、朝から無理をしたおかげでここにいる。。。もちろん、マットボードも、持って帰ってきた。。これは無理を聞いてくれたPGIのスタッフに感謝。ここに越してくる前から、、、月はなんだか特別な存在

月蝕が見れたら、、、、なんだか、、、そんなギミック。


10/06朝 スタジオで経理を進めているが、、、台風のせいなのか、、、体がだるく、熱っぽい。薬を飲んで、だらだらと仕事。

そういえば、先週から微熱が続き、、、季節の変わり目だから、、、、少しあきらめ気味に、、、無理を続けている。。。暗室だと、、、、無理して仕事に気合が入るが、、、スタジオにいると、、、まったりと、、、気がつけば、夕方になっていたり。。。昨日はそんな感じ。

そこまで、書いていた日記のことも忘れて、すでに深夜になってしまった。明日はロケハンだ。

ふと、不安の中を漂っているような生活、、、ただ、走り続けて、そのまま倒れて眠ってしまう、、、それが理想なのに.。

週末に、昨年急死した親友の墓を訪ねることにした。。。墓参りなんて、物心ついてから、したことがないのだが、、、、、遠い、、、とても遠いところだ。。。


10/04朝 午後のバスでスタジオへ向かう予定。。。昨日のプリントのフラットニングや、、来るであろう、、、台風の備えなどを進めている。スタジオでは、月末に出来なかった経理、、、7日のロケハンを済ませれば、、PGI でマットボードを買って持って帰る。

ちょうど1週間暗室で過ごし、3点を仕上げてみたが、、、一点は、、、サイズも含めて、、、だめだ。。紙の選択も良くない。

このイメージは、、、1998年の撮影から、、、初めてプリントが仕上がるまで14年。何度も手がけてみたが、、、あくまで、そこそこ、、と言う仕上がりで、、、ネガの魅力、、、撮影時の興奮にはなかなかたどりつけなかった。。。

やっと仕上がったのは2011年のバウハウスギャラリーの展覧会の後。。。サイズを、、、少しづつ大きくし、、16X20いっぱいに焼き上げて、余白を落としてドライマウントしてある、、、そして、、仕上げてから、、スタジオでビューイングすると必ず売れる。。。

一度仕上がってしまえば、、、他のサイズも出来るはず、、、、、そう思って手がけてみたが、、だめだった。紙をイルフォードから、、アリスタに変えたのが失敗なのか、、、そもそもサイズで、、、大きくイメージを変えなければならない絵柄なのか、、、、

プレミアムな紙ならともかく、スタンダードなEDU などを使っているわけだから、、たとえばイルフォードのMGFB などと、、、一見は同じプリントを作ることが出来るはず、、、、もちろん、現像液や。露光、、その他の処理工程はコントロールしなければならないが、、、、、

じっさい、、、うまく仕上げれば、どちらがどの紙なのか、、、後でわからなくなることもしばしば。。。。

しかし、、、、たとえばイメージが、、、特定の諧調に集中した絵柄だと、、極端に違いが現れることもある。。。

そのあたりを、、、からだで覚えていかなければならない、、、、、だめな部分、、、癖が、、活かせるようになりたい、、、、

いわゆる、、、ファインプリントのアーティストに、、オリエンタルの紙を使う人が多いのは、、、なんとなくわかる。。。カーブが直線で、、、ネガに素直に反応する、、、、私の写真は、、、いわゆるファインプリントのトーンではないので、、、あれはどうも好きになれない。。。

食わず嫌いだから、、、先日からのアクロスと一緒で、、、、試さなければならないのか、、、、、、、


10/03朝 陽射しが高くなるにつれ、だんだん暑くなり、真夏のようだ。風はほとんどないが、、かすかに、、沖からうねりがやってくる。明日には荒れてしまうのだろうか。。。この暑さも台風のせいなのか、、、30度近い室温に耐えかねて、久しぶりにエアコン。

暗室は、作業中なので20度に保たれているのだが、、、今日はとても寒く感じる。。。

昨日はよい一日だった。

都内から、ギャラリーのオーナーが訪ねて来てくれた。。。ほぼ、一日仕事になってしまう距離と時間なので、、、ただただ、、、ありがたい。。。

長い時間、、多くの作品を見てもらい、、、、、作品について、何かを話す、と言うわけではないから、、、次から次へとプリントを見せて、、、時間が過ぎた。その後は、世間話。。。

作品を作ることは、、、その人の感性に依存するのだけれど、、、、見ることも、、、おそらく、それを見る人の中に、、符合する何かがあるのだな、、、と、、久しぶりに感じた。


10/02朝 昨日のプリントをチェック。これも新作ではなく2012年の個展で販売したものの補充。

珍しく、2点のネガを手がけてみたが、、、今日見ると、1点は、、明るすぎるし、1点は暗すぎる、、、、単にそういう明るさの問題ではないが、、、少し様子を見ないと結論の出ない感じ。

たとえば、以前仕上げたマスターがあり、それでいいと思っていても、もう少し明るく、、などと思っていろいろ試すと、わからなくなってしまう。。。それが、、、10年くらい、、何度かプリントし続けていると、、、結局、、これだな、、、、と、言うような結論が見えてくる。。。

ただ、、、近年、、、印画紙の事情が、、、厳しく変化するので、、、出来るだけ、、、区切りを付けて、、、これだ、と思うプリントを、、、エディション全てではないにしても、、、ストックしなければならない。。

自分の見たもの、、、求めるイメージは、、、おそらく決まっているのだけれど、、、紙に拒まれたり、、、紙に導かれたり、、、それが銀塩の、、、楽しい部分でもある。。。。デジタルであれ、銀塩であれ、、、自分の感性との感覚的なギャップを修正すると言う、、、根本的なアプローチは変わらない。。。

デジタルならば、、、何でも出来ると思っている人がいるのだが、、、、、、、「なんでも」、、の、部分は、、、それを作る人の感性の中にあるのだから、、、よい写真には中々回り逢えない、、、

昨日、多めに入れたコーヒーがそこそこいける。。。今日は来客があるのでこれから片付けも。新しいコーヒーはその後に、、、


10/01朝 10月になった。秋雨の始まりか、、、しっとりとした雨。風がなくて穏やかな海。

今日のネガはトリミングがあるので、、、フラッシング光源のトランスを入れ替えている。コネクタが古くなってきて接続が心もとない。。。このあたりもそのうち壊れるのかな、、、、

プリントのサイズはとても重要で、、、諧調のコントロール、、、見せるポイントも、、大きさを変えれば変わってくる。。。全てのイメージが、、、と、言うわけではないが、少なくとも昨日仕上げた一点、、、、、

小さくすると一気に魅力を失ってしまう、、、、、それはどうしようもないことなのか、、、Web では伝わらないイメージ、、、、そういう写真に多いかな、、、、、


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