先日、無理やり上京して「ＧＯＤＬＡＮＤ」　を見た。

無理がたたって、足はぶり返して、、、かれこれ３週間は入院生活のように動けない、筋力が衰えているので、さらに怪我などしないように慎重に、、、、、しかし、映画は最終日に見てきた。

この映画、予告編や資料から、、、かってに、未開の地にキリスト教の布教に行って教会を立てる話だと思い込んでいたが、そういう話ではなかった。

牧師が教会を建てに行く場所は、船でもいける場所で、アイスランドを縦断するような過酷なルートを犠牲を払いながら移動する必然性は無い。

さらに、その町は、すでにキリスト教信仰もあり、決して未開の地ではない。。。

アイスランドは木の無い不毛の土地であるから、教会を立てる木材などは、すでに船で運ばれていて（おそらく）、、、馬の背中に大きな十字架をくくりつけて運ぶ必要は無いのである。。。ではなぜ？？？

その理由は良くわからないが、短い会話の中から拾うと、、この牧師の人間性、彼において、それこそがミッションだったのかと、、、

ストーリは面白い。

話のほとんどは、デンマークとアイルランドの関係の中で展開するので、、、、知識の無い私には理解できない部分がほとんどであるが、、、普通に人間同士のドラマとして十分に楽しめた。

登場人物のそれぞれに違った世界観、、、、、、アイスランド独特の自然感も含めて、、予想できないストーリーだった。

アイスランドが舞台の映画であるから、私の好きなフリドリック・トール・フリドリクソンの映画のような神秘的な自然、、、、現代の映像表現や技法で展開される、斬新な映像表現を期待したが、、、、、、、いたって自然な、普通の、シネマトグラファーの撮った素直な絵作りであった。

逆に、それが、ストーリーに集中できる、、、特定の方向にに誘導されることも無く、、、常に疑問が浮かんでくる、、、

１０年以上映画館なんて行かなかったが、、、逃げ場の無い空間で、、集中せざるを得ないあの感じ、、、、

映画館のありがたさ、、、映画を見ることの意味？？

また観たい。。。

這って移動できるようになってから、冷凍庫の備蓄と水で何とかやりくりして、、、昨日はいかにも通風という足を引きずって歩く、、、（最初に発症した左足がやや回復して）ことができるようになった。。。

いろいろな方から支援の申し入れや温かい差し入れが届いてもったいない、感謝やら、、、何もできていない自分にいらだつ日々は続いている、、、

高知の実家の片づけから戻ったのが７月１８日、、、帰宅途中にコロナを発症。。。重症ではないがとても長引いて１週間以上何もできず、、その後１週間は持ち帰った荷物の片付け。。。

やっと仕事に取り掛かろうとすると通風である、、、もろもろの用事はまったく進まず、家事もままならず、、、健康のありがたさが実感できたことはもちろんだが、、

動けない、、、何もできない部屋の中で、、自分の作品をずっと見ている時間は、、ありがたかった。

健康な時にに、美しく感じて、身をゆだねている作品と、、、、、、、、無力さに打ちひしがれているときでは、違う絵が心に沁みて助けになる、、、、、ああ、やはりこれが一番美しく、私だけのために作られている、、などと実感できたこと、、、、、

最近の代表作として、好評な作品はなんとも軽く、、、、、、死んでからなら良いが、、今の自分には力にならない、、、そんな発見、、いや、発見ではなく再確認、、、、

...........................................

今朝、起きてみると、かなり回復して、、ゆっくりではあるが歩けるようになった。

アメリカで室内履きなどに使っていたサンダルを、足が入るように改造して、、、これで都内に出かけられないか、、、

都内、、、もちろん映画　「GODLAND」 である。明日、２３日が最終日、、、、キリスト教の宣教にまつわる映画だが、、、８０年代に見た、すばらしい映画、「ミッション」が大好きなんだが、、、、、、こちらはアイスランド。。。

芸術の創作活動を、信仰と関連付けて（若い頃の自分なりに）進めて来たように感じる自分にとって、、、、、この映画のテーマ、、、とても興味がある。。

アイスランドの自然観、、、、、、この、沈黙の声、、、静寂がどう描かれているのだろう、、、盛りだくさんな話になってなければよいが、、、何とか見に行けないだろうか、、、歩いて、、、

３年ぶりぶりの今回はかなりひどくて、一歩も動けない状態が三日間、４日目に立てるようになり。5日目に靴を履いて歩行練習をしたら一気にぶり返して、昨日は新たに右足にも発症。。。今日はまったく動けない。。。

２５年前に初めて通風になったとき、そのシリアスな症状に、生活改善を強行して、、、１年間は完全禁酒、、さらにベジタリアンとして生活したので、その後２０年は、、、気配すら感じることは無かった。

それが突然やってきたのは、６年前の事務所を引き上げる引越しの最中。

この病気、、、食生活が言われるが,,私の場合,食べ物は動物性が少なく、カロリーも１５００Ｃａｌに満たない。。。

今回もそうであるが、、、過度の疲労、、、、最近急に増えたストレスによる飲酒が主な原因である。

アメリカの快適な生活から、急激な落差で高知の実家の片付け、、

帰宅途中に発症したコロナ、、、実家から持ち帰った荷物の片付けと、高知から戻ってからのストレスによる飲酒。。。

久しぶりに味わう絶望的なストレスは、、、足の痛みになり、、、生きる力を授けてくれるのか、、、！！？？

すっかりコロナも抜けたので、今日から東京に出稼ぎに、、、、、

戻ったら、２部目のポートフォリオのレタッチを始めよう。

都内に出かけるの、来週なら良かったのだが、、、１６日から、見たい映画が始まる。。。「Ｇｏｄ　Ｌａｎｄ］、これ、単館の上映で、スポット的にやるので、いつもチャンスを逃してしまう、、、、今度こそ。。。

夕方に、徳島の日和佐荷到着し、夜になるまでは、ベンチで休憩（お遍路さんに混ざって）。。。完全に暗くなってからは、いくらか涼しくなり、車内で眠った。

朝6時に日和佐を発って、朝の渋滞で込み始めた道を、２時間ほどかけて徳島港へ。。。９時前に到着し、１０時の乗船予定を待ったが、トラックが多く乗船に時間がかかり、実際は出向予定の１１時２０分を過ぎた頃に乗船。

。。

その間、４０℃をこえる車内で待機しなければならなかったので、乗船後、車から降りたときは、崩れるように地面に倒れてしまった。

船はすぐに出港したので、船内で水分補給や食事を取って、昼の３時頃には眠ってしまい、、、夕方、喉の痛みで目が覚めた。

全身の痛みと虚脱感、水の飲めない喉の痛み、、、当初は熱中症だと思ったが、、、、胸から上の激しい痛み、、、、コロナも疑った。

都内から自宅まで、早朝であるから、休憩をとっても４時間の道のり、午前中に家について、、とりあえず、蕎麦を茹でて食事を取ったが、、その後、痛みと高熱、、

４８時間、ずっと横になっている、、、、これは、また、コロナのようだ、、、油断すると下がった熱がすぐにぶり返す、、、喉も、あの、独特な焼けるような感じが、落ち着いたと思っても、眠って、起きると、また激しくなる、、、

何もできない、、、カメラすら、、車から降ろしていない、、、

昨年相次いで他界した両親の法事（今回は父親の初盆）が主な目的。

私にとって、最も辛い場所、高知の実家に行くわけだから、さっさと済ませて早く戻ればよいのだが、１週間も余裕のある期間を見ているのは、（しかも車で、）、、、実家の片づけを手伝うという目的もあるのだが、、、、、、、気分転換？？旅のようなものがしたいと思った。。。

アメリカから戻ったばかりなのに、、、、そう、あれは旅ではないから、、、、、

...................................

渡米中、コレクターや著名人に対して何度も作品のプレゼンを行った。

自宅に招待されて、ポートフォリオを見せるわけだが、その目的は、なんといっても、展覧会の宣伝で、まず、見に来てもらうこと、美術館への寄付も重要であるし、情報の拡散、、、、にとにかく見てもらいたい。

美術館でも、トークイベントがあったから、いろいろと質問に答えたり、話す機会は多かったが、、、、、今回、、一番思ったのは、、、作品に尽いて語らないことの重要性。。。。。

作品には、、、説明されて生きてくるものと、、、死んでまうものがある。。。

私の作品は、一貫して、、、語ってはいけない物。。。おそらく、これが、唯一、、、、私の中で、日本的なもののだと思う。

モチーフと画力がひとつになった作品であれば、説明が必要ないし、、、死んでしまうのである。

芸術にもいろいろあると思うが、、、、少なくとも私の芸術は、、、そういうものだ。

作品に対して、、、自分の芸術に対して、、、、謙虚でありたいと思う。。。。

死者のように謙虚でありたい。。。

渡米中は、ずっと誰かにあって、食事も、ほとんど、招待された会食で、一人で食事をすることは一度も無かった。

なので、帰国後、自炊、そして一人で食べる、、、というのが面倒に感じて。。。料理のテンションが低かったのだが、、、やっと、以前の生活を取り戻して、気合を入れなくても、普通に、、何か作って食べれるようになった。

昨日は来客であったから、旅の間、かなりの頻度で食べていたメキシコ料理を作ってみたり、、長く話をして、、、酒も飲んだ。

体調はほぼ復活して、、、日本の湿度の高さにも体が慣れてきた、、、

帰国直後は、水の中にいるようで、呼吸も苦しく、肌がべたついて髪の毛も重たい、、、梅雨であるし、、必ずしも渡米のせいではないかもしれないが、食事をしても、少し歩いても、「汗が乾かない」という感覚にいらいらしたけれども、、、、今は、、普通に気にならない。

渡米中もそうであったが、思ったよりも順応できる自分の肉体に感謝している。

...............................

渡米前に心配したこと、、、

気圧の変動で、（現地の２０００メートルを越える標高と、長時間の飛行機）歯が痛くなったり、頭痛がひどくなるのではないか？？？

何度も壊している、膝の半月版は大丈夫か、、、トラブルを抱えている腰は？？？

通風の発作は起きないだろうか？？？

不整脈の続いている心臓は？？？

時々聞こえなくなる耳は大丈夫か？？.................

......................................................................................

きりが無いくらい、いろいろと問題はあったが、、、、発作は一度も起きなかった、、、

そして、ちょっと、、、今まで身近に感じていた、、死の観念を、、、喪失したような感覚。。。。。

まだ、先があるのか、、、まだ、生きなければならないのかという、、、気の重さ。。。

来週は高知に行かなければならないが、、、今度はそれが心配だ、、

日曜の徳島行きのフェリーを予約した。

いろいろと心配した体調も、今のところ大丈夫、、、、ただ、疲れて、

少し休みたいのだが、旅の片づけがいろいろと続いている、、、、

期間が長いので、途中まで車で、、、というわけにも行かず、、、朝、バスで（午前中１本の）御宿駅まで行き、そこから千葉を経由して成田に向かう。（乗り換えの少ない経路）。

明日が雨の予報であるから、バス停までさえ心配である。（場合によっては、スーツケースのテーピングとか、、、）

普通の人ならタクシーを手配、、、、、、、、まあ、できないことも無いが、、早朝の迎車、そして、地元にはタクシー会社は無くなったので、遠くから呼ばなければならず、、そこまでの苦労やお金を考えると、、、バスということになる、、、、、、雨は辛い、、、しかも、強く降るかもしれない。。。

大きな荷物は、スーツケースと、バックパックであるが、、、３０Ｋｇはあるから、（これでもめちゃくちゃ少ないほうだ、）、駅の階段も不安であって、まあ、日本であれば、一個ずつ、時間をかけて運ぶことにして、、、、体を壊さないように気をつけよう。。。

現地での携帯電話やWiFi も、当初、現地の通信用のsim を購入す売る予定であったが、先日、シャツやネクタイを買ったり、旅行保険なんかも支払って、、、予算も無いので、、、極力使わない方針で、、、、普段使っている、旅行用のルーターを、海外の設定で使うことにした。

通信会社の情報が乏しく、ネットで情報を求めたけれど、、、まあ、上から目線で、、、そんなものではだめだ、、、というような話？？

偉そうな人が多いんだよ、、、世の中は（笑）

.........................................................

芸術に謙虚でありたいと思う、、、いつまでも。

人間として、傲慢な人でも、芸術に対して謙虚であれば、魅力を感じる。。。

これは、展示場内に、ビデオのブースを作ったためで、私の展費壁面が６メートル少なくなる、、、それを補うためにパーティションを配置して、全作品を飾れるようにするためであるが、、、新しい、フロアプランにも、もっとも必要な部分の長さが記入されていなくて、、以前もらったパーティションでは、作れないスペースになっている、、、

結局、昨日はそれを問い合わせるところで終わってしまった。

今日はこれから、短いアーティストステイトメントを用意する。。作家本人による言葉、、、、いらないのかな～～と思っていたら、やっぱり直前に連絡が来た。

途中でキュレターが変わったから、いろいろと行き違いもあって不安にさせられる。。。。

ホテルの名前はまだ聞いてない、、、私の立ち位置が不明で、、切り出しにくいのである。。。。まあ、行けば何とかなるだろう。。。

.....................................

渡米まで数日、、、酒を控えているので、とにかくストレスを感じる。。。まあ、でも、体には良いのかもしれないから、、、何とか続けよう。。。

酒を飲むようになったのは、大学生活を送るようになってからで、、、郷里は高知であるから、、、それまでも、あおるように飲まされて、飲めなくは無かったが、、、かの地で飲む酒というのは、罰ゲームのような無理やりである、、、、、

なので、日本酒には悪い印象があり、飲むのは常に洋酒。。。

好みとしては、ハードリカーを舐めるように飲む、、これは、差し入れの頂き物、、、

食事のときに赤ワインを飲むという習慣は、いつごろからだろう、、、もちろん、劇的に貧困であるからたくさんは飲めないし、、、スーパーで最も安いもの、値上がりした今日でも、３００円のものを探して、１週間かけて飲む。

................................

大学時代もそうであるが、未来、将来について、漠然とした不安を忘れるために飲む。。。

あるいは、そのときを切り抜けなければならない、人間関係を忘れるために飲む。。。

飲めば、だんだんと楽になって、将来のことなど考えなくなる、、、、あるいは、ちぐはぐな誰かと一緒でも、その人の存在のギャップに、、、、いらいらすることもなくなるのである。。。

大学の卒業制作に没頭している４年生の頃、郷里に帰って、海岸線を撮っていた。。。１週間とか、長期で出かけて野宿して、、、家に戻ると、ずっと現像しているのだが、、、四国の強い夏の日差し、、、東京の埋立地の撮影とは違って、ネガのカーブがうまくマッチしない。。。。

それを、何度もやり直しながら、、、竜串の海岸のリフレクションをフィルムに収めていくのだけれど、、、真夏の太陽である、、、

簡単にネガにできるわけは無い、、、、、

私の中では、１９７０年代、最晩年のW,バロックの磯の写真のようなものを求めていて、、、磯のフジツボや、岩の造形、水の反射が宇宙のようで、今でもあこがれている。。。

マイナーホワイトや、Ｗ、バロック。。。大学の資料をコピーして持ち帰ったテキストを何度も調べて、、、

でも、家族にはまったく理解を得られない、、、何度も、話してみるのだが、、父親には、「そんなことを言うたち、誰にでも解らんかったらしょうがない、、、」、、、母親には、、、「酒の宣伝かよ、、、」（夜明けに仕事が終わって飲み始めるから、、、）

まあ、誰も味方のいない世界であった。。。

今は幸せである、、、飲まなくても良かろう（笑）

それで健康になるのか？？？というと、まったくそんなことは無くて、、、メンタルも、、、毎日シリアスな悪い夢を見てよく眠れない、、、

シリアスな悪い夢というのは、、決まって高知の実家にいた頃のシーンで、追い詰められて、、、息苦しくて目が覚める。。。。。

私にとって、もっとも辛い空間は、あの実家で、、、そこから、少しでも遠くへ、、、遠く離れれば、離れるほど、楽になった。。。

あそこにいた頃の。厳しい記憶があるうちは、、他人を許すこともできず、、人間関係も厳しかったが、、、、、、それらをすこしづつ脱ぎ去るにつれ、、、隣人にも優しくできるようになり、、、、やっと普通の人間になった気がするのである。。。。

なので、最後にかの地を離れてから40年、、、両親が死んだ昨年まで、その、土地に近づいたことすらない。。。。

..........................

シリアスに辛い夢というのは、、、大学時代に卒業制作に没頭している頃であったり、、、5歳の頃の初めてのお使いであったり、、、小学校に入ってからの、辛い通院生活であったりするのだが、、、、、、

辛いことがあれば有るほど、、、家族は、私を攻めて、さらに辛くするのである（笑）。

そんな記憶のあるうちは、、誰かが失敗して大事になると、、、まず、何でそんなことをしたんだ、、、と、腹が立って　、その人を攻めたりしたのだが、、、、

長く生きてみて気付くが、、、ほとんどの家族はもっと優しい（笑）

..............................

初めてのお使いというのは、5歳の頃で、、、我が家から数分の「くすのきストア」に、カルピスを買いに行くことになった。。。

途中、、ゆるい坂を上って踏切があり、、それを超えて数件目がストアである。

持たされたお金で、無事に買い物を済ませて来た道を戻る、、、、、、、、、踏切を越えたところに犬がいて、、、私はそれが気になって、道の端のほうに寄ろうとしたときに、、、

しっかり持っていたカルピスのビンが落ちて、、、、割れたビンからは、白いカルピスが坂を下って筋になる。。。。。。。。。

犬がやってきて嬉しそうにそれを舐めて、、、、私は鳴きながら割れたビンの入った袋を持って家に走る、、、

そんな夢である（笑笑）

そして、実際もっと辛いのはそれからである、、、、、割ったカルピスのお金をどうやって弁償するか、母の話を聞かなければならない。。。いつまでお小遣いは無いとか、、、それでも足りないとか、、、もうカルピスは飲めないとか（笑）

これが、小説だったら、優しいばあやが、お金をくれたり、、そっと慰めてくれたりするんだけどなあ、、、、、

大まかな滞在地は共有できたのだけれど、、、、少しホテルに関しては、問い合わせをしたほうが良いかもしれない。

ガラ・パーティには、公式の通訳がつくことになったと聞いているので、安心しているが、、、挨拶のスピーチを用意しなければならない。。。

スピーチといっても、600人とかのパーティだから、本当に挨拶だけ、1～2分でよいとは思うが、、、日本語であるから、、現場の状況でアドリブで話すとしても、ネタがいる。

自己紹介として、出身地の話とか、何かあればよいのだが、、、ふと思いついたのがジョン・デンバーのこと彼の歌の、カントリーロードは、中学で英語の授業でも習ったから良く覚えている、、、これを歌ってみるかと思って、、、歌詞を調べたら、、、出だしを忘れていたが、、、この歌は、ウェストバージニア、出てくる山も川も、別の場所でであって、がっかりというか、笑ってしまった。

故郷のデンバーにちなんだ名前であるから、てっきりコロラド周辺であるかと思っていたが、、数人の連名で作られていて、別の町を歌ったものであった。

彼の歌は,アスペンの出てくるものがあり、そちらはその地に歌碑があったり、州の歌みたいに親しまれているが、、、、、、、ジョンデンバー、、、この人はいろいろと活動家であったから、政治的な立ち位置もあるかもしれないので、話しに出さないほうが良いのかも。。。。。

仕方が無いので、アンセルアダムスのテキストから写真を学んだ話。。。日本には、ここで見られるような、そんな雄大な風景は無くて、、、撮れる物を探しているうちに今のスタイルになったと、、、

まあ、2分だから、何でもよいや。

一応英訳もしたけれど、、、しゃべる練習をしたら、すっか喉が痛くなって、、、これはやめたほうが良かろう。。。

日曜日の夜であるから、電車は混んででいて、ずっとつり革につかまっていたら、肩から首が痛くなり、翌日は微熱、、咳も出て、悪い風邪をもらったかもしれないと思い、、ここ数日は薬を飲んでいる。。。無理をしなければ寝込むほどではない。

渡米準備のその後であるが、、、新たにデンバーの日本総領事から昼食会の招待状が届いて、別のドレスコードも用意しなければならない。

普通のネクタイとシャツが無いので、、紳士服の店まで買いに行こうとは思うが、、アーティストとして、どのくらい融通が利くのかが解らず、あくまで、一応ネクタイとシャツを。。。ジャケットはパーティ用のデザインデニム、、、これしかない。。。

....................................

ルッキズムというような高尚な意味ではないが、見た目で人を判断するのが当たり前の社会。。。

私が服装で悩んでいると、いろいろな人が助言をくれるが、、、、、

ある人は、「外国ではまず靴を見るのよ、靴をぴかぴにしなさい」。。。

ある人は、「外国ではまず、歯を見るの、、、」きれいな歯でないとだめね、、、

ある人は「歳よりは着飾ってなんぼ、、とにかく良い服を着なさい」、などなど。。。。。

もちろん、公式の場所であるから、、、見苦しくて迷惑をかける様な服装はだめだと思うが、、、「お前はアーティストなんだから、自分に自信を持たなきゃだめだ、、、、どんな服でもいいんだよ。。。。おどおどしてると見くびられるんだぞ。。。」、くらいのことを言う人はいなくて悲しいと思う。。。

日本人は、外見やヒエラルギーにコンプレックスを持っている人が多くて、、、そればかり気にしている、、、

もちろん、居直って、えらそうにしろとは思わないけれど、、、、

...................................

子供の頃のいやな思い出に、、、小学校の制服の半ズボン、、、母親に、足が冷えるからという理由で、タイツをはかされるのである。

それだけなら、、、クラスにもう一人くらい、タイツ履いている子供がいる。。。

そして、国立付属の、お金持ちの学校であるから、、みんなちゃんとした格好をしているのだが、母親が履かせるタイツは、擦り切れて、継ぎあてだらけで、、肌色の生地に、漫画みたいな継ぎあてがいっぱいあるのである。。それがみすぼらしくてみんなにいじめられる。。。

確かに、見苦しいのである。。。

ある日、意を決して、母親に、タイツを履きたくないと申し立てたところ、、、、その理由を問い詰められて、、継ぎはぎだらけを、学校でいじめられる、、、

そんな話をしたものだから、、、学校に母親が怒鳴り込んできて（有名なモンスターであった、）、、大騒ぎになって、、私は、もっと恥ずかしい思いをさせられたのである。

今でも、教壇にたって、担任の教師が、私の継ぎはぎだらけのタイツをみんなに見せながら、、、これは恥ずかしいものじゃないんだぞ、、いじめるんじゃないぞって、見世物にしたのをはっきりと覚えている。。。

そんなことが何度もあるから、学校は辛かった、、、

教師も大変だ、、、（涙）

最後のⅦなどとは違って、部数も多いので、何度か見たことはあるが、60年代のプリントは久しく観ていないから、、、

彼のモチーフは、本当に健全で、それゆえに、つまらないという人も少なからずいるのだけれど、、、アメリカで写真が発展したことは、彼の業績なくしては語れないし、その活動のベースになった1940～1950年に、アメリカとの芸術的交流が無かったことが、日本の文化に今でも、特殊性を与えている。

写真におけるリアリズム。それを語るときに、写された内容や社会性を重要視する、ドキュメンタリーとしての受け止め方、、、

たとえば、エドワードウェストンのリアリズムはまったく意味が違う。

その魅力とはなんだろう？？？

絵画が、それまで描けなかった、内面的な精神性、、、それを自然界に求めたリアリズムというような感覚。。。

それは、フォルムであり、コントラストであり、、、概念を超えて、解釈を拒絶したような世界観。。。

私にはうまく説明ができないけれど、、、説明すればよいというものでもないし、、、食べ物の味覚と一緒で、好みの問題もあるわけだから、、、、しかし、、、

その人が、成長する過程で教え込まれ、刷り込まれたさまざまな枠組み、、、それらから開放してくれる、、うまく説明できる人がいればよいのになあ～～～と思う。

えてして、、表現力があって、文章力なんかが優れて、、、、人の気をひきつけるような人は、、、感覚に乏しかったりするもので、、、それも悲しい。

.................................

「写真なんて底が浅い」、そう思っている人には、「底」は浅いのである。。。

もともと量産型のメディアであるから、、、写真集が何部売れたとか、フォロワーが何十万人だとか、、、数で、優劣を考えてしまうが、、、、

それだけではない、、、、

求めていた人にだけ届く、、、重さがある。

なぜそんなに大変なのかというのを、何度も説明してしまうが、Web の製作に使っている、このパソコン、、、Ｗｉｎ　ＸＰ　の最初に買ったもので20年以上たっている。。。その後、何度も、ＸＰのマシンは購入したが、、ハイスペックの物はことごとく故障して、バックアップの、バックアップであった、このマシンだけが残ったのである。

マシンの性能はともかく、問題はＸＰ、、、

ＨＴＭＬを組めるソフトが、このＸＰでしか使えない。。。それだけなら、まあ、がんばっていたが、、ＸＰの事情は深刻で、、、もちろん、、検索はできないし、ほとんどのブラウザも表示できない。。。

なので、唯一使えるメールソフトで、必要な情報を取り込む、、、それを元にページを組んでいく。。。レイアウトは、テーブルタグである。。。これが今でもそこそこ表示されて、ＨＴＭＬも捨てたものではないとは思うが、、、もちろん、、、すごいバグが出る。。。

なので、アップしてから修正する。。。アップはＦＴＰ．

これが、かろうじて繋がるから、、このマシンでがんばっている。。。しかし、、、もちろんだが、、、ブラウザが対応しないので、このマシンでは見れない。。。

なので、他のコンピューターに切り替えてそこでチェックする、、、そしてこのマシンに戻って修正、、、それを繰り返すから1ページでも1日かかる。。。

昨日は風呂にも入らずすぐに寝て、今朝になってもまったく疲れは取れていないのである。。。

とにかく、体調を維持して月末には渡米、、、もろもろをこなして帰国しなければならない。。。

渡米前に、都内に出かけることは無いと思っていたが、、もろもろの用事で12日と13日は都内に出かける。。。それだけで不安であるが、、銀座で、ドルの両替ができれば、成田での仕事がひとつ減るわけだ、、、

名刺は先日作った。。。ESTAの申請が終わった、、、次は、スマホのシムか、、、、

サイズは慎重に確認したので、作品はぴったしと蓋のほうに収まり、残りのスペースに衣類を入れる。。。

この空間容量が把握できないと、パーティ用の衣装も決められなかったので、、やっと具体的な準備に取り掛かれる。

日本からは、私と写真家の小林さんが主賓として招待されているが、彼はブラックに蝶ネクタイ、、、ということであるから、、それに準じて、、、と言われているが、、、スーツも無く、パンツもほとんどがサイズが合わなくなっているので、、、着れるものを選んで、、クリーニングに出している。。。

何とか、買えるもの、、、、、、シャツを買った。。。

迷惑をかけないように、いろいろがんばっている。。。見苦しくないように、、、、、、それ以上は仕方が無いのである。。。

.................................

嬉しい知らせもあった。。。先日のミーティングで、深くお願いしていた通訳の件、、、パーティ当日と、翌日のトークの2日間、、公式の通訳を手配していただいた。。

.............................

なぜ、アメリカに行くのか、、、40代の頃、個展のために渡米したのは、、私の学んだ、ベースになっているアメリカの写真を確認するためであったし、、個展や販売に力を入れていたのは、、作家として、、あるいは作品に、、、大衆的な意味合いで言えば、、、箔をつけるためである。。。。それが自信にもなり更なる発展に役立つという思いがあった。

今はどうなのか、、、、海外の展示をすべて断っていた流れもそうであるが、、、自分自身の将来に、、それがなんらかの影響力を持っているとは思わない。。。それよりも、、今やるべきことは、仕上がっていない、、何枚かのネガを仕上げることだと思うのだが、、、

先日仕上げたポートフォリオ（残り3部はフィニッシュワークに届いていないが、、、これには、その「箔」をつけなければならない。。。私が死んで、、無造作にトラックに放り込まれて捨てられるのがいやなのである。。。そう、これは、私の子供たちで、、、その、リマスターのプリントも、つまり、彼らの子供で、、私の孫たちなのである。。。

海外で展示や販売が進めば、「箔」がつくのか（笑）というものでもないと思うが、世の中は、、、お墨付きなのである、、、

渡米まで1ヶ月を切って、旅行としての旅の準備はまったく進んでいないが、販売する特別提供品のプリントは、きれいに箱に収まっている。

これはちょっと交渉はしてみたが、発送関係の経費は使い尽くしているようなので、、スーツケースに入れて持ち込むことにする。

その、スーツケース、、、、もちろん無いのである。。。。コロナの間に、粗大ゴミとして、業者に引き取ってもらって、、、まさか必要になるとは思ってもいなかった。

一応ＳＮＳで、、、、誰か、ただでくれないか、、、、書き込んでは見たが、、なかなか話も進まず、、、決して楽な路線ではないので、、、いまどきの安物ならすぐに壊れてしまいそうだし、、、以前に、2個も、壊していることを思うと、、、最後に使っていた3個目の日本製のやつ、、、それが悔やまれる。。。同じランクのものは、買うと5万円以上はするので、、、レンタルという選択肢になるが、、、それでも1ヶ月以上であるから1万円以上はかかる。。。。

いつものヤフオクや、メルカリに気が進まないのは、、昨今問題になっている、、殺虫剤の効かないトコジラミ。。。そこで、、、とにかく調べた。

スーツケースについて、、、そして、スーパートコジラミについて、、、

まず、、スーツケースは、私の体力と、、成田までが、非常にきつい経路であることを考えると、、、大きなもは無理である。。。今回販売する作品の横幅が37センチほどなので、、、ぎりぎり入るサイズをチェック。。。そうなると６０Ｌ以下の小さめのＭサイズ。。。

ランクは、以前使っていた国産のＡｃｅの中級のもの。。。これなら、私の経験で、、古くても新品の安物ものよりは安心だといえる。

とにかくメルカリで送料込みで1万円以下のものを探して、、鍵の紛失したものや、傷だらけのもので。。いくつか候補を決め込んで詳細を確認。。。

スーツケースが無いと、荷物や衣類の選定もままならないので、、、先ほど注文した。。。1週間ほどで届くと思う。。。

鍵が紛失して付属しないのと、、、、外観が傷だらけなので、予算内に収まった。。。

鍵は、、ワイヤーキーで、アメリカ対応のものが1000円ほどで売っている。

...........................................

そして、、問題はスーパートコジラミ。。。

これには、通常のペルメトリン系の殺虫剤はまったく効かない。

いろいろと業者や、製薬会社から、新しい成分を開発したものが、売られているが、、、やはり、、、効果はいまいちのようである。。

で、、、最も効果的なのは、熱らしい。

100度であれば、卵であろうと、、10秒で死滅する。。。50度以上なら10数分、、、、これを試してみよう。。。

ファッションの撮影用の強力なアイロンがあるから、、、あれと、スチームで細かく殺虫すればよいのではないか、、、、今はそう思っている。。。うん、、、きっとうまくいく。

届いたら一日はそれにあてよう。。。

...............................

今日のzoom の会議で、、気になっていたパーティのことを質問すると、、、やはり、、、ドレスコードがあるらしい。。。

招待客や、申し込みの人数を見積もって、600人規模のパーティであるから、、アートセンターの中で最も大きな結婚式などに使われているホールではないかと思う、、、、、、、

カジュアルスーツでも良いか？？カジュアルタイでも良いか？？と、聞いては見たが、、、それさえない（笑）

いちおう、、さきほど、ジャケットはクリーニングに出してきた、、、日本風で、、、って言ってたから、、藍染のシャツとか？？

ドレスコードが、大きくのしかかってくる、、、、、

もう作品どころではない（笑）

この袋、日本の写真用品店にはサイズが無くて、結局、包装材料の会社に、ちょうど良いものがあった。。。

台紙と、インターリービングの保護シートは日本のＰＧＩ発注。

4月15日の発送予定で、少し作業が遅れるかと思ったら、、実際は、すぐに発送されて、12日ごろ届いてほっとした。

仕上げ作業も、業者に頼めば、かなりの金額になるが、、、40点で5万円ほどで仕上がっている。。。なので、、これをＥＭＳで発送して、2万円以上かかるのは気が乗らない、、、、手持ちで運ぶのか？？？これから決める。

スーツケースが決まらないので、、荷物の見当がつかないと言うのがもどかしいが、、、、

まだまだ、、用意するものがある。。。靴は買ったが、、、服が無い。。。。。

名刺も無い、、、

販売用の2作品、それぞれ20点をストックする。。。。

このプリント、今まで、ギャラリーで販売したことは無く、直接私を訪ねてきた人にだけ販売していた廉価版。

私がこれを作るのは、写真集を出さない写真家として、、、何かできることは無いのか、、、と考えた末のことで、、、もともとは、アンセル・アダムスのヨセミテのスペシャルエディションに習ったもの。。。。そして、、製作で参考にしたのはＷ・バロックのリマスタリングされた複製プリント、、、、

どちらも、、、通常のオリジナルとはかけ離れた破格の値段で売られていたが、、、われわれからすると、、、そのクォリティはすばらしく、、できることならすべて手に入れたいと思っていた。

私の作る、デジタルリマスター、、、シルバープリント、、、そこまでのクォリティがあるとは思わないが、、、シルバーゼラチンの印画紙、、、この魅力を少しでも、多くの人に伝えたいという仕上げになっている。。。

もちろん、ゼラチンペーパーの魅力にはいろいろなモチーフに沿ったものがあり、、、デジタルネガで再現できる作品は限られている。。。

今までに15点ほど、仕上げたが、、、今回の大きなサイズを作ったのは7作品、、、その中でコントラストで見せている2作品を今回仕上げた。。。

一見、、、区別がつかず、、、第一印象はマスターネガのオリジナルよりも好印象だったりするが、、、細部を見ていくと、、、そして顕微鏡レベルで観察すると、、デジタルのネガティブな部分も見えてくる。。。

私としては、、、そこも重要で、、これで十分な場合もあるのである。。。そして、欠点が無ければ、オリジナルとの差別化はできないのである。。

................................

これをアメリカで売るのか？？？ずっと悩んでいる部分であったが、、、結果として、、、持って行こうと思う。。。

相談した、すべての人が、、、「オリジナルが売れなくなる、、、」。「作家としてのスタイルにネガティブな印象が、、、」などと、反対意見ばかりだが、、、逆に、、、今までこれを買ってくれた人たちの、好印象はすばらしいものだった。。。

私は写真集は作らない、、、それは、作家が自分で、カタログ作りにエネルギーを使うべきではないと思うからで、、、写真集そのものを否定する気持ちはまったく無い。。。

これを飾って欲しい。。。

価格だけでは語れない意味がある。。。

これは、最近、準備を進めていたデジタルリマスタープリントの、余白つきの仕上がりのもので、ネガは、4年前のものを使用する。。。

この仕事、、とても疲れる。。。

というのは、、デジタルネガというのは、、、ダイナミックレンジも、、解像度も、オリジナルのネガより劣っている。。。それをごまかして、、、あるいは、、他に良い部分を作って折衷案のようなものを進めるわけで、、、細かいところを見るたびに、、、心が折れるのである。。。。

そのたびに、気を取り直して、、やればなとかなるから、、、そういう風に励まして進めるのであるが、、、、これが不思議なことに、、、仕上がってしまえば、、、なんだか、こっちのほうが良いではないか、、、みたいに、新しい世界が見ることもある。。。。。。。。

................................................

今回は、余白をつけるために、、、、

テストピースとかが刷り込まれたマージンをふさいで、プリントしなければならない。。。

そのためのマスクを、2日ほどかけてレジスターピンで留められるようにした。

新しいネガを出力すれば、もっと効率の良い方法があるのだけれど、、、デジタルのプリンターは2年前から壊れており、フィルムが送られない状態。。。

これを修理したり、、テストを繰り返すと、セットで4万円のインクが、何組も消耗して、、、、、メンタルまで破壊されるので、、、今は、、、これは、、そのままにして、、、自分で進められる方法を模索することにした。

いつか、、、資金に余裕ができて、、、新しくて、、サイズの、大きいデジタルネガのプリンターを購入したときに、、、今、、練習しておけば、、きっと良いことがある。。。そんな希望も少し、、、、、、、、、ある。。。

4年前のデジタルネガが使用に耐えるのか？？？という部分も、興味があった。

で、昨日は、朝から、、仕事を始めて、、、、以前のプリントデータはあるのだが、、、その頃はタングステンのランプで、、、電圧の調整で、、光量を微妙に調整している。。。現在はＬＥＤで有るから、データの、変換式はあっても、、デジタルネガに使用した低い電圧はかなり、調整しないとマッチしない。。。

昨日は、、テスト、、と思って始めたが、、意外と、問題なく進むので、、何種類かプリントしたので、今日はそれをチェックして先に進める。

..........................................

とても疲れている。。。

渡米まで、2ヶ月を切って、、、次々に用意するものがあり、、、、いろいろな面でストレスがのしかかってくる。。。

まずはお金であるが、そういう風に思ってしまえば、、少し楽なんだが、、、、、、、

実際は、お金ではないかもしれない、、、、

ぼんやりとした不安、、、